米阪パイル織物株式会社

和歌山県橋本市には古来より織物が盛んな高野口（こうやぐち）という地域があり、1935年に米阪パイル織物が創業しました。

高野口は平安時代からその名の由来になったと言われるように霊峰・高野山への参詣口となっており、江戸時代には人や物が行き交う宿場町としても栄えた地域です。

高野口は多湿で寒暖差が大きい地域。この気候に耐えうる織物が開発され、やがて日本をはじめ世界で通じる高品質の「パイル織物」として国内生産の80％を占めるようになりました。

パイルとは、生地にある毛足のことをいい、生地の片面または両面にパイルがある織物のことを「パイル織物」と呼びます。心地よい、なめらかな柔らかさが特徴で産業資材、寝具（毛布やカバーの肌のあたる側など）、自動車・電車の車両用シートなど幅広い分野に使用されています。

現在は低価格の海外製品の影響で生産は減少しましたが、ライフスタイルの変化に応じた“ものづくり”と新分野への“チャレンジ”により進化を続けています。

米阪パイル織物は、生地の表裏両面にパイルが立毛する構造「シール織り」で特許を保有しており、この「シール織り」で作られる織物は柔らかい上に毛玉が起こりにくく、耐久性に優れています。

そうした技術力の高さから新幹線や在来線のシートにも使用され、「のぞみ」のシートの実に80％は米阪パイル織物の製品となっています。

今回の体験では、米阪パイル織物の理念や事業についてご説明し、工場にて一連の製造工程を見学いただきながら、工場スタッフの作業を体験いただくことを考えています。

伝統的なパイルの産地で、新しいチャレンジを続ける米阪パイルでの体験は、産地とのつながりや、ものづくりに関わり働く魅力を感じる時間になるはずです。

米阪パイル織物は1935年に創業し、パイル織物の製造・販売をおこなっています。独自の技術を開発し、社員一丸となって高品質で丁寧なものづくりに取り組んでいます。

米阪さんからのメッセージ：「お客様の声をきちんと受け取り、暮らしに活きる高品質の製品をお届けしたい。そして、歴史ある高野口の織物の心を伝えていきたい、と考えています。ぜひ一度体験にきて、パイル織物の魅力を感じてもらいたいです。」

勤務地	橋本市
給与	平均年収320万円
雇用形態	正社員、アルバイト（時給または日当）
必要なスキル	普通自動車免許（配属部署によりAT可）
その他、推奨される資格およびスキル	・フォークリフト・ガス溶接作業主任者・MOS（特にエクセル）
勤務時間・曜日	① 8:00～17:00（実働8時間） ※部署によって変わります。年間休日96日（当社カレンダーによる）
待遇・福利厚生	社会保険・雇用保険・退職金制度等

1日目（13:00～17:00）
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.米阪パイル織物の説明/パイル織物やこだわりの説明
3.お仕事のお手伝い
・当社工場でのスタッフのサポート
※工場の稼働状況によって作業が変わります。

2日目（9:00～17:00）
1.お仕事のお手伝い
・当社工場でのスタッフのサポート
※工場の稼働状況によって作業が変わります。

3日目（9:00～15:00）
1.お仕事のお手伝い
・当社工場でのスタッフのサポート
※工場の稼働状況によって作業が変わります。
2.体験の感想、質疑応答

最少催行人数：1名
宿泊場所：近隣宿泊施設

参加費：無料
宿泊費：3,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費：自費負担
交通費（自宅～集合場所）：自費負担