maison de photo(メゾン・ド・フォト)

四半世紀にわたり世界遺産を撮りつづける写真家

会社情報

事業者名(会社名) maison de photo
住所 和歌山県和歌山市堀止南ノ丁5-6
業種 フォトグラファー・写真家
事業内容 写真撮影・動画撮影・取材

今回ご紹介するしごと・暮らし体験先は、フォトスタジオ maison de photo の照井壮平さん。照井さんは四半世紀にわたり、熊野や大峯山、高野山などの世界遺産を撮影しつづけている写真家です。

照井さんは、写真家だった父親の影響もあり、高校生の頃から本格的に写真の世界にのめり込んでいったそう。大阪芸術大学の写真学科へ進学し、在学中には清里フォトミュージアム・ヤングポートフォリオ賞を受賞。熊野の自然を撮影するスタイルは当時から変わっていないといいます。

大学卒業後はアシスタントフォトグラファーとして経験を積んだのち、2005年に独立。2011年には和歌山県内にフォトスタジオを開設しました。米国雑誌”ナショナルジオグラフィック”、仏国雑誌”ヴォヤージュ”などの海外雑誌への写真提供のほか、和歌山県の観光広報誌”紀州浪漫”での撮影も25年ほど撮影しています。

「いろいろなロケ地に行きますが、世界遺産にはしょっちゅう行きますね。僕に撮影してほしいという希望があれば、写真館でのスタジオ撮影もします。スケジュールも日によってバラバラ。体力は使いますが、今回のしごと・暮らし体験では、面白い体験ができると思いますよ」

「写真家の生活はどんな感じか気になる」「写真や芸術を仕事にしたい」「日本の世界遺産が好き」といった想いを持つ人にピッタリの内容です。

今回体験できる内容

今回の体験では、フォトグラファーアシスタントとして照井さんの撮影ロケへの同行がメイン。撮影に携わりながら、写真家・照井さんのとある撮影日を体験していただけます。

カメラに詳しくない人でも大丈夫。世界遺産などの自然に出向くといっても、危険を伴う作業はありません。照井さんの指示に従って撮影のサポートをしながら、写真家の1日に密着できる貴重なチャンスです。

ロケによっては、早朝から撮影地に出向いたり、夜遅くまで撮影をすることもあるそう。天気や撮影場所によっても1日の流れは異なるので、いつでもオンリーワンの体験ができます。

「ロケ撮影は24時間、出発時間と帰宅時間がワイルド。いい意味で時間に囚われない、好奇心旺盛な人が向いていると思いますね。待ち時間のない大自然を相手に、あけっぴろげな風景との対峙に感動します。現場は緊張感もありますが、難しいことをお願いしたり危険なことはないので、気負いすぎず来てもらえたら」

一般的な会社勤めとは異なり、スケジュールの型が決まっていない仕事は、どんなことをするのかイメージさえつかないことが多いのではないでしょうか。既に知っている働き方の中からしか生き方を選べないのは、もったいないことかもしれません。

「写真を仕事にする」という唯一無二の体験を通して、あなたのこれからの仕事、生き方、暮らし方が変わるキッカケになるかもしれません。

作家として生きるため、収入源も大事。現実的に、やりたいことを続けてほしい

自分のやりたいこと、いわゆる作家活動だけで生活していくのは難しい世界だと照井さんは言います。

「食べていくために、収入源となる仕事も必要です。写真でいうなら、コマーシャルフォトですね。料理や建築、ウエディング、スタジオ撮影など、それぞれ仕事としては違うものなので。うちは写真館もあるからどちらも習得できるので、そういう話もいろいろできたらいいですね」

やりたいことが必ずしもお金になるとは限らない場合、現実的な収入が必要となります。写真家であれば、同じ「写真を撮る」という軸で、収入源を確保するやり方や見解など、ぜひ照井さんに話を聞いてみてください。

写真に限らず、作家活動をしていきたい人にとっても、この体験で得られるものは大きいはずです。

また、ただ見学するのではなく、アシスタントの役割を担うことができるのもこの体験の醍醐味です。照井さんは2017年に、20年以上撮り続けた作品をおさめた写真集「狼煙(のろし)」を出版し、翌年には写真展を開催するなど、イベント企画の経験もされています。

写真家として幅広くキャリアを重ねつづけている照井さんのもとで、あなたのクリエイティブ活動に繋がるロードマップを見つけてみませんか?

 

体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.仕事のお手伝い(フォトグラファーアシスタント)
・ロケへの同席等
※日によって時間・作業が変わります。

2日目(7:30~16:30)
1.仕事のお手伝い(フォトグラファーアシスタント)
・ロケへの同席等
※日によって時間・作業が変わります。

3日目(7:30~15:00)
 1.仕事のお手伝い(フォトグラファーアシスタント)
・ロケへの同席等
※日によって時間・作業が変わります。
2.体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
集合場所:和歌山県和歌山市堀止南ノ丁5-6

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担

体験者の声

仕事としての写真の向き合い方と作家活動としての写真の向き合い方どちらもを見せていただくことができてとても素敵な体験をすることが出来ました。
今回は、雑誌の編集者さんと記者さんとの撮影取材のアシスタントを体験させて頂きました。それぞれの方々がいいものをつくるために尽くしていた姿や、仕事の役割としてそれぞれの方々が背中を預けるように仕事をされている姿、作法のように身に染み付いて気が使える姿が本当に綺麗でかっこよくて、このような現場に立ち会わせていただけてすごく良かったです。観光よりも和歌山の土地を感じることが出来たのではないかと思いました。
帰り道の時に霧のようなもやがかかる山道で車を止めて照井さんがわくわくしながら夢中になって撮影をしている隣ですごく気持ちのいい空気感の中、川の線ともやがかかって山が居なくなる様子を見ていたり思わず写真を撮ってしまったりする時間はとても素敵なものでした。自身の表現活動についても沢山お話しできた時間もすごく自身の中で大切なものとなりました。とってもお世話になりありがとうございました。また和歌山に行きたいです!(新潟県在住)
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