癒しの里「小又川バンガロー」民宿「小又川」

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「何でも屋」自分のことをそう呼ぶ正木吉紀さんの“ちょっと変わった移住ライフ”を覗いてみませんか？「田舎には仕事がないから自分で持ってくるもの」そんな固定概念を広げるきっかけになるかもしれません。

正木さんが家族と共に田辺市龍神村に移住してきたのは2008年。「もともと仕事で何かやりたいことがあったわけではなく、“子育てを田舎でしたい”という動機で移住先を探していたんです」と話す正木さん。名前のカッコ良さに惹かれて訪れた龍神村でしたが、良い物件との出会いや美しい環境に触れたことで、この地への移住を決断しました。

そんな正木さんには現在、本業と副業を合わせて約10種の仕事があります。自身がオーナーを務めるキャンプ場・民宿・カフェ以外に、製材の配達・梅の収穫や榊の植付け。細かい収入も含めると、地域の草刈り・消防団活動なども。

正木さんは、これだけ多くの仕事をどのようにつくってきたのでしょうか？

今回体験できる内容

主な仕事であるキャンプ場や民宿の運営は、地元の人から「やってくれへんか？」と声をかけられたのがきっかけでした。正木さんも「この地域を訪れた人が喜んでくれる仕事だったら」とオーナーを引き継ぎます。奥さんと二人三脚で、閑散期には地域の季節労働など、一年を通じてさまざまな仕事を組み合わせているのだそう。

「本当に、成り行きです」と笑う正木さんですが、振り返ると、多方面から仕事の誘いがかかる理由は、移住後から積極的に地域に溶け込んでいったことにあったようです。

田舎に来て予想外だったのは、都会にいた頃よりも忙しいということ。ご近所さんに声をかけられて農作業を手伝ったり、祭りの練習をしたり。何かあるたびに顔を出していくうちに、地域の人々との繋がりが広がっていったのだといいます。

それらは「お金にならない忙しさ」かもしれませんが、互いに支え合う暮らしが根づいているこの地域では大切なことです。

当日は、季節に応じた正木さんの仕事に密着していただきます。タイミングによっては、地域行事や近所のお手伝いに同行などのプログラムも予定中。地元の人々と関わりながら、龍神村でのリアルな生活を感じることのできる体験になるはずです。

しごと・くらしの特徴

龍神村は、アーティストや職人にとって活動しやすい環境が整っていることから、目的を持って移り住む人がいる一方、住み始めてから地元の声を受けて仕事を掴んでいく正木さんタイプの人々もいるのが特徴です。

「志を持って、一つの仕事に従事している人に引目を感じたこともありました。でも、元々の目的は “家族と田舎で暮らしていくこと” 今はそこを軸にブレることなく自分たちなりの働き方を選択していけば良いと思っています」

そう話す正木さんは現在、仕事の合間に市民劇団で芝居をしたり、仲間と蛍の養殖や祭りの企画など、地元を盛り上げるためのライフワークにも取り組んでいます。

地域で求められることを生業に、自分たちも楽しみながらしなやかに暮らす。やりたいことも諦める必要はないという正木さんにパラレルキャリアのコツなど、現地で詳しく聞いてみてください。龍神村で「田舎だからこそできる新しい暮らし方」を体感してみませんか？

体験者の声

私が望んでいた地域の方とのコミュニケーションの為にたくさんの方を紹介してくださり、いろんなお店に連れて行ってくださり本当に感謝しています。
コロナ枠の中で観光業や飲食業が苦戦されている中、頑張っておられる龍神村の皆さんがとても力強く感じました。これからももっとたくさんの観光客の人が訪れる村になるようにどのような形かわかりませんが、関わっていける事ができるとうれしく思います。（40代・オーストラリア在住）
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お忙しい中、体験を受け入れて下さった正木御夫妻には感謝しかありません。
私にとって好都合なこともそうでないことも包み隠さず教えて頂き、要望にも応えて下さいました。私への心配りを感じるとても有意義なものでした。
そして今回の体験で視野が広がりました。本当にありがとうございました。（40代以上・大阪府在住）
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正木夫妻を始め、多くの方々に親切且つ暖かく迎え入れて下さり、移住を受け入れてくださる言葉も頂きました。
大変な事も多いと、良いところだけでなく教えて下さり、私の真剣な気持ちや言葉とまっすぐ笑わず受け止めてくださる方ばかりでした。
帰路に着く頃、帰りたくないの気持ちが強すぎて抜け殻のような体を無理矢理動かし大阪に帰りました。
住みたいという気持ちに加わった感情としては、この地域を盛り上げていきたい、絶やしたくない、もっとたくさんの人に知って欲しい、そう考えるとより住みたくなり、色んな構想が頭をかけめぐっています。
とてつもなく良い体験でした。
早く龍神村に帰り、住めるように計画していこうと思います。（大阪府在住）
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