KATAKOTO CRAFTS

建築デザイン・施工・コンサルティング

会社情報

事業者名(会社名) KATAKOTO CRAFTS
住所 和歌山県海草郡紀美野町中174-1
業種 建築業、賃貸住宅業
事業内容 建築デザイン・施工・コンサルティング
シェアハウスの運営(2022年夏〜)

紀美野町を中心に、建築のリフォームや施工、古民家・セルフリノベーションの相談なども受け付けているのが『KATAKOTO CRAFTS』です。「自然も人も心地いい暮らし」を提案しながら、宿泊施設やキャンプ場などで、ウッドデッキや東屋、離れ、浴室の施工などを手がけてきました。

代表の片桐翔太さんと奥さんの祐保(ゆほ)さんが移住してきたのは2020年。和歌山を訪れる前は、世界を旅しながらさまざまな国の文化や暮らしに触れるバックパッカー旅を続けていました。その中で見えてきた“自分たちの理想の暮らし”を実現させたいと、帰国し、巡り合ったのが現在の場所です。移住後には娘さんも生まれ、子育てをしながら、少しずつ2人が思い描く暮らしを形にしています。

暮らしの舞台は、貴志川沿いの豊かな緑に囲まれた1,400平米の土地。そこには、セルフビルドした住まいの小屋が建ち、トマト、なす、小豆、とうもろこしなど季節の野菜を収穫する畑が広がっています。近くでのんびり草を食べているのは、移住後に迎え入れたヤギ。家での生活水は裏山の沢から引き、炊事やお風呂は薪を使用しています。

今夏からは、新たに譲り受けた37,000平米もの土地で、シェアハウスをオープンさせ、住人と一緒になって自然の中でやりたいことを実現させていくような計画も構想中なのだそうです。

建築業やシェアハウス、自分でゼロから暮らしを築いていくことに興味のある方、田舎での子育てを考えている方、さまざまな方にとって、あなたらしいサステナブルな移住のヒントがここで見つかるはずです。

今回体験できる内容

KATAKOTO CRAFTS」やシェアハウスの仕事、片桐さんファミリーの田舎暮らしなどから、参加される方の興味に合わせた内容を体験いただけます。

建築に興味のある方は、翔太さんの元で「KATAKOTO CRAFTS」のその日の現場に同行しながら、大工・左官仕事や木材加工、土壁の解体などにチャレンジしてみましょう。

普段から、翔太さんの元には、小中学生の甥っ子さんや近所の方がスポットで手伝いに来てくれるなど、建築作業に慣れてない方とも一緒に作業しているそうなので、未経験の方も安心してご参加ください。

「 “つくる” 楽しさや家づくりのプロセスを感じてもらったり、『携わってもらう工程がどのように家づくりに影響していくのか』などを伝えながら一緒に作業していきたい。」と翔太さんは話します。

シェアハウスでは、お掃除や備品補充などの管理業務のお手伝いや、住人の方々との交流を体験していただく予定です。また、「季節に応じた農作業」や「ヤギの世話」「炊事」など、片桐さんの普段の暮らしをメインに体験いただくことももちろんOK。自然と共存する暮らしを感じてみてください。

移住のきっかけ

バックパッカー旅から帰国した二人の移住先の条件は、自然豊かで、広大な土地があり、国際空港が近くにあること。その条件下でスッと思い浮かんだのが和歌山県でした。大阪の翔太さんの実家から近いのにも関わらず、森や川など自然環境がとても良かったこと。その記憶がずっと残っていたのだそうです。

当初は紀北で広い土地付きの古民家物件を探していましたが、切実な問題に直面します。

「”田舎の暮らしがしたい”っていう勢いだけはあったんですが、旅帰りだったんで、お金は本当になくて(笑)」と振り返る祐保さん。

そんな時に、現在の住まいである貴志川沿いの土地を「ほぼ無償で貸してくれる」という方と出会います。

「初めは、古民家を改修して住むイメージやったけど、土地を借りて小屋のようなシンプルな家を自分たちで建てたら、今後のライフステージに合わせて拡張もしていける。その時々にある資金で、“身の丈サイズ”の住まいをつくっていく方が“本当に自分たちが望む暮らし”ができるのかも。そんな風に思ったんです。」(祐保さん)

理想の暮らしを叶える中で、当初の計画通りにはいかなくても、その都度自分たちらしい形を見つけながら心地良い暮らしを実現させている片桐さん家族。

そんな片桐さんたちからは、移住や田舎暮らしの醍醐味と同時に、現実的に難しかったあれこれなどのリアルな話も聞けるはず。ここであなたなりの暮らしのさまざまなアプローチ方法を探りながら、理想の暮らしに向けての一歩を掴みに来ませんか?

体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「KATAKOTO CRAFTS」の仕事の説明/暮らしの紹介
3.しごと・暮らしのお手伝い
・KATAKOTO CRAFTS(大工・左官・木材加工・土壁の解体 など)
・シェアハウス(お掃除・備品管理・交流など)※2022年夏〜
・暮らし(畑・田んぼ、ヤギの世話、炊事など)
※体験内容は当日の状況によって変わります。

2日目(9:00~17:00)
1.しごと・暮らしのお手伝い
・KATAKOTO CRAFTS(大工・左官・木材加工・土壁の解体 など)
・シェアハウス(お掃除・備品管理・交流など)※2022年夏〜
・暮らし(畑・田んぼ、ヤギの世話、炊事など)

3日目(9:00~15:00)
1.しごと・暮らしのお手伝い
・KATAKOTO CRAFTS(大工・左官・木材加工・土壁の解体 など)
・シェアハウス(お掃除・備品管理・交流など)※2022年夏〜
・暮らし(畑・田んぼ、ヤギの世話、炊事など)
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所 :響きの空間 福家、風の古民家 うえみなみ、片桐さん運営のシェアハウス(※2022年8月以降〜・空きがある場合のみ)

体験経費

参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担

体験者の声

片桐さんご夫妻には、今回のしごと・くらし体験でたいへん親切かつ温かいご対応をしていただけ、心から感謝しています。私たちは日頃自動車の運転をしていないため、作業の現場までの山道の運転に自信が持てずに、たびたびご夫妻に宿泊先への送迎までしていただき、大変ありがたかったです。
それだけでなく、体験期間の昼と夜のおいしい食事を、片桐さんのお宅でご馳走になりました。食事中と食後、夜まで、移住にまつわる経験談を伺え、たいへん有意義で楽しい時間でした。

片桐さんご夫妻からは、移住者を積極的に受け入れている紀美野町で、移住後2年半で活動の幅を大きく広げられたご経験を伺うことができました。移住当初、子育て世代が周りにおられないことでご苦労された経験を踏まえ、子育て世代に積極的に移住してもらい、お住いの地域で移住者がともに子育てや暮らしで助け合いができるような地域作りをしたいというビジョンの実現に向けてご活動され、地元の人々とも温かな助け合いと地球にやさしい暮らしをシェアしたいと考えておられます。
片桐ご夫妻とも、以前災害ボランティアのご経験をもち、海外で活動されたご経験もあり、地球的な広い視野をお持ちです。このような人のために尽くす尊い精神をもつ温かい受け入れ先で「しごと暮らし体験」ができ、学べ、人と繋がれたことに深く感謝しています。(40代以上・京都府在住)
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同じ志や考え・価値観を持った人や仲間と出会えて、大袈裟かもしれませんが、人生や生き方を考え直したり、意志が固まった時間でした。
この体験を糧に今の自分にできることを精一杯やっていき、田舎での理想の暮らしができるようにしたいと思います。(20代・東京都在住)
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