大阪府枚方市出身。田舎暮らしの夢を実現すべく、和歌山県内の海辺の町を中心に移住先を検討していたところ、海南市大崎に住む人たちの優しさや受け入れ態勢に感動し、2018年3月に移住。
長年の夢を叶えて移住
朗らかな笑顔に、良く通る声、周囲を明るくする快活な雰囲気のナイスガイ! そんな印象の樋口さん。田舎暮らしの夢を実現すべく、20数年前から釣りなどで何度も訪れていた和歌山県を中心に移住先を検討。海が好きで釣りが趣味ということで海辺の町を探しました。
そんな中、和歌山市にある「わかやま定住サポートセンター」より海南市大崎が移住推進地域として認定されていると教えてもらい、その日のうちに大崎を訪問。着いたころには夕方で、多くの大崎の人たちと交流することはできなかったのですが、その時に出会った地元の方の笑顔が、樋口さんの心を射止めました。
「今でも大変お世話になっている魚田さんの笑顔が忘れられなかった。『ああ、この地域は良いところだな』と心底、感じました」と樋口さんは振り返ります。
日を改めて、大崎を訪問した樋口さんは、地元の人たちと交流。その後も足しげく通い、情報を収集し、最終的に移住を決断しました。
「確かに海は好きだったけど、移住の決め手は大崎に住む人たちの優しさ。大崎は移住者の受け入れ体制が良くて、皆さんとても親切。それに尽きます」。
大崎での暮らしを満喫!
現在は海南市内の福祉関係の企業に勤めています。
「車があれば海南市街、和歌山市にはすぐ行けますし、不便はありません。余暇には釣りや野菜作りをしています。自宅のベランダから見える景色はとても贅沢! 海に沈む夕日は特にきれいです」と大崎での生活をエンジョイしている樋口さん。
「妻が大崎に合わなかったら、移住は失敗と思っていました。」と樋口さん。
ですが地域のみなさんにとても気に掛けていただいて、奥さまの香さんも地域に溶け込み、大崎漁協倉庫を改修した施設「げんき大崎館かざまち」のスタッフとして働いています。
コミュニティスペースとしても利用できる「げんき大崎館かざまち」。土曜には鮮魚や野菜などの直売も開催
田舎暮らしを諦めない
途切れることのなかった移住への思い。夢を叶えた樋口さんの田舎暮らしを希望する人たちへ送るアドバイスは説得力あるものでした。
「諦めずに『移住したい』という気持ちをずっと持ち続けて欲しい。『ここで行くしかない!』という、その土地に吸い寄せられるようなタイミングがきっと訪れるはず。そのタイミングに乗ったら移住できます。それと、移住したら人と触れ合って欲しい。それが全てです」と樋口さんは熱く語ります。
今度は移住者の力になりたい
既に人々からの信頼も厚く、まるで生粋の大崎出身者と思わせるほど地域に溶け込んでいる樋口さん。
これからの目標は?
「大崎の皆さんと仲良く、ここでずっと生活したいです。僕が移住してきた時にとてもお世話になったので、今度は自分の番。大崎に移住希望の方がいらっしゃったら、何でも相談にのって、惜しまずお世話してあげたい。大崎はおすすめですよ!」と朗らかな笑顔で話してくれました。
げんき大崎代表の山中さん(写真左)、「げんき大崎館 かざまち」副館長の魚田さん(写真中)、樋口さんの奥さま・香さん(写真右)
げんき大崎館 かざまち
和歌山県海南市下津町大崎833-5
tel.073-494-6233
URL: http://genkioosaki.com/