紀子さんは和歌山県出身。ご主人は香川県出身、東京都より移住。前職は大学講師。現在は絵画教室アトリエくじらもぐらを主宰。
移住のきっかけ
2人は東京で出会い、家族3人で暮らしていました。東京暮らしの最中、紀子さんは仕事の合間に市民農園を借りて畑仕事をしていました。
そのうちにもっと大きい農園で本格的に農業をやりたいという気持ちが湧いてきました。同時に子供が育つ環境を考えると、都会での暮らしと田舎での暮らしを比べたときに、生活の中に仕事(農業)があり、いつも子供の近くにいられる田舎の方が子育て環境に向いているのではないかと考えるようになりました。
東京での仕事は充実していた紀子さんですが、子供の就学のタイミングを最優先に考え、ご主人と相談し平成27年にまずはお子さんと2人で古座川町へ移住。
翌年、仕事の区切りがついたご主人も移住されました。
紀子さんはUターン前の1年間を神奈川県の農業大学校で勉強され、現在は串本町の実家で農業をされています。
子育て
紀子さん「川向いがすぐ実家(仕事場)で、当初考えていた生活の中に仕事があり、子供の近くにいることが実現できています。」
「古座川町は子育て支援も豊富ですし、私が小さい頃、古座川町で住むのもいいなぁと思っていたこともあって、移住しました。」
「都会では遊んでいる最中もほっとけないですが、こちらでは近所のみんなが声をかけてくれて、安心できます。自然もたくさんあるのでのびのびと子育てができますね。」
ご主人「美術家として土を用いて絵を描いていたので、農業や田舎への移住にも通ずるものがありました。また以前は仕事で家をあける機会も多く、奥さんの気持ちを尊重したいと思い移住を考えました。」
「こっちに来てからは、娘と一緒に貝殻を拾いにいって色をつけて遊んだりしています。お昼ごはんも一緒に食べるし家族で過ごす時間は格段に増えました。」
メッセージ
紀子さん「田舎での子育ては不安がたくさんあると思います。移住のタイミングを小学校入学に合わせたので、これから始まる学校生活に不安を感じていましたが、担任の先生が環境になじめるよう気を遣ってくださり、子供もすぐに打ち解けました。学校の外でも地域の方が声をかけてくれたりと、田舎ではまわりのみんなが気にかけてくれています。」
ご主人「田舎には自由度の高い子育て環境があります。東京での活動や経験を活かし、美術を通してこの土地の魅力を発信していきたいです。」
和歌山県東牟婁郡串本町古田381
開講日:水曜日・土曜日
詳細はホームページをご覧ください。
ホームページ:http://kushimotokaiga.wixsite.com/home